リスタスクールです。
新しい学期が始まった、
最近のプログラムの様子をお届け。
リスタスクールでは復学に向けて
寮内での活動を行う子どもたちに向けて
午後は日替わりのプログラムを実施しています。
運動や美術、ボランティア活動など
学校の授業に似たようなものから
フリースクールならではの内容まで。
子どもたちの興味関心を引き出し
新たな可能性を見出せるような
そんなプログラム作りを心掛けています。
この日のプログラムは “ディベート“ です。
ディベートとは、特定の論題について
あえて異なる立場に分かれて議論をする手法のこと。
ディベートと聞くと
言い合いや口げんかのような
イメージを持つこともありますが
決して相手を攻撃したり
言い負かしたりするためのものではありません。
まずは正しいディベートについて
映像で理解を深めてもらいました。
そしてこちらが用意したテーマのもと、
それぞれ自身の選んだ立場で
議論を繰り広げてもらうことに。
テーマはさまざま。
『どこでもドア or タイムマシーン、どっちを選ぶ?』
『人生に必要なのは理科 or 社会?』
それぞれが決められた立場でどう相手に伝えるか、
相手への疑問点などを整理して議論を開始します。
最初は不慣れなこともあり
なかなか上手く伝えられず沈黙の時間も。
頭ではいろいろと思い浮かんでも、
言葉にして相手に伝えることって難しいものです。
だんだんと慣れてきたのか、
楽しみながら進めることができました。
大人から見ても「なるほど」と思える意見や
相手の理由に対して上手くカウンターを返す子も。
その後も
『子どもの頃に習うなら水泳 or サッカー?』
『中学生にスマホは必要 or 不要?』など
さまざまなテーマでの議論を行うことができました。
ディベートは論理的な思考力がないと
相手を説得できませんし、論理的な思考をしていても
自分の意見や一つの観点にこだわり過ぎていては
説得力が乏しくなりがちです。
相手に理解してもらえるよう
分かりやすく筋道を立てて話すスキルも重要です。
今後も子どもたちがイメージしやすい
討論テーマを準備しながら子どもたちが楽しめる
ディベートをしていきたいと考えています。
そしてこちらは卓球のプログラム。
月替わりで種目を変えて行う運動プログラム。
運動のプログラムは1番の人気です。
1カ月を通して練習から試合までを行います。
練習メニューはスタッフたちが
メンバーを考慮しながら計画します。
集中力が続かない子もいるので
単純な練習だけではなく、
ゲーム感覚で取り組める練習を考案しています。
ミッションを与えることで
前向きに参加してくれる子どもたち。
こうやって子どもたちの反応を見ながら
「次回はこうしよう」「こうするといいかも」と
内容をさらにブラッシュアップしていきます。
そしていざ試合。
練習してきた成果を存分に発揮し
何より楽しみながらプレーします。
「すごいね、ナイスショット!」と
子どもたちを賞賛してあげること。
こうして苦手意識を克服していきます。
みんなの盛り上がる姿が素敵です。
こうした日々の活動の積み重ねで
子どもたち同士の交流を深めながら
居場所を確立していけるよう努めます。
そして最後は協力して後片付けまで。
みんなお疲れさまでした。
卓球のプログラムは残すところあと1回。
楽しみながら終えられればと思います。
そしてこの日はビリヤードです。
定期的に行われているビリヤード。
「難しそう」「ルールが多くて分からない」
「大人の遊び」「地味なスポーツ」と、
未経験ゆえに少し後ろ向きな子どもたちを
やらせ上手になりながら、
子どもたちの興味を引き出すように
アプローチして進めていきます。
リスタスクール東京本校には
ビリヤードが得意なスタッフが多いので
私たちが丁寧にレクチャーをしていきます。
角度や距離感といった空間感覚をフル活用することで
イメージしていくその想像力は右脳だけではなく
左脳も刺激できる遊びなんだそうで、
遊びでありながら右脳と左脳の両方を
フル稼働するのがビリヤードなのだそう。
さらに、そうした感覚を研ぎ澄ませ計算し
いざ一突きに精魂を尽くす、
その集中力こそがビリヤード最大の醍醐味です。
また小学生から高校生まで、
年齢の差を感じずプレイできることも
ビリヤードの魅力の1つだと思います。
こうしてビリヤードの魅力に気づき
時間いっぱい熱中して楽しんでくれました。
中には「またやりたい!」とハマり、
この週末に遊びを計画する子も。
これからもさまざまな新しい体験とともに
子どもたちの充実感や自信の向上を図り
復学への活力に繋がるプログラムを
実施していきたいと思います。
4月にはこんなプログラムをしました。
是非チェックしてみてください✅