リスタスクールです。
夏休みが終わり、
2学期がスタートして早3週間。
皆さんどんなスタートが切れていますか?
リスタスクールは
不登校支援の一環として「寮生活」を軸に
子どもたちの再スタートを日々サポートしています。
2学期が始まり、
寮から通学を開始した子は20名前後。
リスタスクールの開校以来
1番の通学生の多さを感じています。
夏休み中に入寮をしてくれた子も
この2学期からの復活に備えて
心と身体の準備を整えてきました。
繰り返しお伝えしていますが
やはり子ども同士の連鎖反応は偉大で、
周りが登校の準備を開始すると
「僕も行ってみようかな」という気持ちが
すくすくと芽生えていくものなのです。
そんな子ども同士の刺激に
この寮生活の意味を大きく感じます。
穏やかなルーティンから一変、
慌ただしい日々が再開です。
早い子は6時ごろから行ってきます!
続々と出発です。
小学生だってランドセルを背負って
電車を乗り継いで在籍校へと向かいます。
自信が付くまではスタッフ引率のもと
朝のラッシュ時間を乗り越えるとともに
自律への成長を大きく遂げてくれます。
自宅だと「明日は登校しよう」と決めても
いざ朝になると気持ちが重く、
身体が動かず結局登校が叶わなかった過去も。
ですがそんな過去も克服するべく、
スタッフとシュミレーションを行いながら
丁寧に再スタートをバックアップします。
こちらは近隣の学校に通う組。
在籍校への復帰が難しい子は
寮に住所を移してもらうことで
近隣の学校に通うことが可能となります。
今では6名の子どもが通っており、
学校側も温かく迎え入れてくれています。
また久しぶりの登校をスタートする子は
まずはスタッフが付き添い
学校面談を一緒におこないます。
放課後や短時間の登校で
まずは心理的な壁を低くし、
さらにスタッフが付き添うことで
一歩を踏み出す強さを与えます。
そんな中で踏み出せた一歩とともに
学校とも情報共有をおこない、
一緒に登校計画を立てていくのです。
子どもたちが安心できるバックアップを
日々心掛けてサポートしています。
そして過去一番の学校生の多さに
お弁当の用意も過去一番の忙しさ。
寮ではお弁当持参が必要な子には
調理スタッフが愛情をこめて
お弁当を準備させていただいています。
前日に用意されたおかずを
お弁当箱にご飯と詰めるのは子どもの仕事。
育ち盛りの子どもたちの
パワーの源となるように、
寮にいることに引け目を感じないような。
そんな温かく復帰しやすい
環境づくりを目指しています。
一方寮内には引き続き、
復活を目指して力を付けている子も。
学校と似たようなリズムで
学習や運動、座学やボランティア活動など
充実した日々の中で生活を繰り返し、
学校復帰への自信を取り戻していきます。
実は2学期の再スタートを準備していたものの
今回は一歩を踏み出せなかった子も。
全てが上向きで進むわけではありません。
ただこれも子どもたちの等身大の実状であり
一緒に乗り越えるべき壁であるのです。
この壁を乗り越えられた先の景色を見せるべく
リスタスクールで成功体験を積み重ねるべく、
本人にとってどんな壁があるのか?
その壁を超えるためには何が必要なのか?
一緒に考えて取り組んでいきます。
そしてリスタートできたら
何より、継続することが大切です。
そのために私たちは
日頃から丁寧にヒアリングしながら
褒めたりアドバイスしたり、
時には喝を入れたり。
翌日の登校へのモチベーションを
前向きにアップさせます。
そのためには私たちと子どもたちの
信頼関係がとても大事。
冗談を言い合いながら心を開き
雑談の中で悩みを引き出し頼りがいを得て
愛を持って接することで信頼関係を築きます。
その関係値の中で子どもたちを導き
安定した継続力を高めていきます。
寮にいる間にたくさんの壁にぶつかってもらい
一緒に壁を乗り越えながら
全力でサポートしていきたいと思います!