本日は、伊藤先生の教育論の「過干渉」について、勉強してみたいと思います。

(以下、伊藤先生の「不登校ひきこもり解決ガイド」より抜粋し一部引用します)。

「実際に過干渉をやめるには、どうすればいいのでしょうか?」

それは、とても簡単な事です。

「あれしなさい」

「これしなさい」

「●●はやった?」

「●●はやめなさい」

そういう命令形の指示の出し方をやめて下さい。

過干渉だった親に、子どもは不信感を募らせています。

「あれをしろ」「これをしろ」と言われ、自分がしたいことに対しては「ダメ」。

自分への自信も親への信頼も無くしています。

 

ですので、余計なことは一切言わないことを徹底しましょう!

命令形での指示をやめると、お子さんの心に「余裕」が出てくるようになります。

子どもの心に余裕が出てくると、親への不信感が無くなり、

子ども自身が親に本当にして欲しいと思っている心の要求が出るようになります。

愛情を伝える方法を考えるようにしましょう!

たしかに、そうですね!親御さんがお子さんの立場だったとして考えると、

「あれしなさい」、「これしなさい」、「これはダメ」、「あれもダメ」・・・

と言われて納得出来るものでしょうか?きっと納得出来ないですよね。

それが親への不信感になっていきます。

 

「きっと言っても解ってもらえないや」とお子さんが思ってしまうと、

お子さんは、孤独になります。悩み、不安、不満・・・など、一人で抱えてしまう

孤独。コミュニケーション不足が、どんどん親子の亀裂を生み、亀裂を広げ、

親子の距離が遠くなっていきます。

 

そんなことになってしまう前に、お子さんが自分は愛されていると

親御さんの愛情を自覚出来るように、優しく温かい言葉遣いで、

自立心(自律心)を育むような対応をしていくのが良いでしょう。

お子さんが心配な分だけ「過干渉」したくなるとは思いますが、

お子さんの心の成長のためには、つらいながら、過干渉をやめるようにする

ことが大切ですね。