リスタスクールです。

今年もこの時期恒例の
”滝行体験”に行ってきました。

今回は青空が広がる、絶好の滝行日和。

場所は毎年お世話になっている檜原村。
今年も同じご住職さんにご協力いただきました。

 

朝は7時起床、8時出発。
車3台に分かれての移動でした。

山道をグングン登って行ったので
道中、車に酔ってしまう子も出ましたがなんとか到着。

 

到着後はまず近くの神社へお参りに。

こちらも滝行体験の恒例となっている時間です。

滝行の前に手を合わせ
今日一日の無事を祈願しました。

お参りの作法を教えながら
それぞれの願いを込めていたようです。

 


お参りを終えたら、いよいよ滝行です。

まずは滝行といえば、ふんどしに着替えます。

見慣れないふんどしに、
「え、これマジで着るの!?」と笑いが起きる場面も。

初めての子にとっては少し照れくさいようで
着替えることに抵抗感を示す子もいましたが、
続々と着替える姿を見て「やってみようかな」と
気持ちが少しずつ前向きになる様子が。

こうして、一人の「やってみよう」が周りにも広がり
仲間の後押しを受けながら全員が滝行への一歩を踏み出しました。

 

そして、住職さんを先頭に
続々と山道を降りて滝へ向かいます。

慎重に足を進めながら
滝の音が聞こえてくるとちょっぴり緊張も。

こうして滝つぼが見えてくるとともに
辺りの空気が一気に引き締まりました。

そしていよいよ、入水。

「つめたー!!」
「やば、無理かも…」

想像以上の水の冷たさに
悲鳴にも似た声があちこちから上がりました。

それでも一人ひとり、滝の下へ。

水の勢いに圧倒されながらも
歯を食いしばって耐える姿がありました。

ひとりだと不安な子は
ふたり一緒に滝の下へ。

実は滝行に行く前には、
「絶対やりたくない」
「見てるだけでいい」

と話していた子もいたのですが、
いざその場の空気に触れると
気づけば列に並んで順番を待つ姿が。

いざ滝の下に立つと
「思ってたより楽しいかも!」
と、誰よりも全力ではしゃいでいたのが印象的でした。

中には「もう1回いける!」
とおかわりを希望する子も。

また子どもたちだけではなく、
スタッフたちも一緒に体験をさせてもらいました。

子どもたちと一緒に全力で取り組むことが
私たちが大切にしていることの一つ。

不安や達成感を共有し
より深い信頼関係を築くことにもつながります。

現場は終始穏やかな空気に包まれていました。


終わった後の顔は、みんな清々しい表情。
「やりきったー!」
「意外と気持ちよかったかも」

そんな声とともに
達成感に満ちた笑顔がたくさん見られました。

みんな本当によく頑張ったね。

お疲れさまでした。

住職さん、ありがとうございました!!

 

そして帰り道では温泉に立ち寄り、帰寮へ。

帰りの車内は、当然のように爆睡タイム。

さっきまでお喋りしていたと思ったら
あっという間に夢の中へ落ちていく子どもたち。

その寝顔を見ていると
今日一日、しっかり体と心を使い切ったんだなと実感します。

 

滝行は、心の中の余計なものを洗い流し
気持ちをリセットしてくれると言われています。

普段なかなか挑戦できないことに向き合い
「怖い」「嫌だ」という気持ちを乗り越えた経験は
きっとこれからの自信につながっていくはずです。

不登校を経験する子どもたちの多くは
初めてのことや未知の体験に対して
億劫な気持ちが先に立ってしまいがちです。

だからこそ、私たちはこうした“初めて”の体験と
少し無理をしてでも一歩踏み出す経験を大切にしています。

昨今は「無理をしなくていい」という考え方が広く浸透しています。

「見守りましょう」「様子を見ましょう」
よく耳にする言葉であり、
それは子どもの気持ちを尊重する上で大切な考え方です。

一方で「無理をしないこと」が大切にされる時代だからこそ
自分の殻を少しだけ破った先にある景色を知る機会も
同じくらい大切だと私たちは考えています。

「できないと思っていたけれど、できた」
「不安だったけれど、やってみたら意外と楽しかった」

そんな成功体験が待っていることも少なくありません。

私たちは子どもたちに無理をさせたいのではなく、
安心できる環境の中で、周りに支えられながら一歩を踏み出し
「やってみてよかった」と思える経験を
コツコツ積み重ねてほしいと考えています。

そうした一つひとつの経験が子どもたちの柔軟性や適応力、
そして何より「自分はやればできる」という自信を育んでいくと感じています。

大人も子どもも関係なく
一つのことに全力で挑み、達成感を分かち合う時間。

そんな一体感が生まれた素晴らしい一日となりました。

みんなで笑顔で「やりきった」と言える経験を積み重ねられるよう
引き続き、さまざまな企画や体験活動を通して
子どもたちの挑戦を全力でサポートしてまいります。