リスタスクールです。
7月も半ばとなり、間もなく夏休み。
期末テストや行事ごとを終えて
解放感を感じる最近の寮内。
暑さに負けずに明るく穏やかに
日々を生活してくれています。
少し学校ごとが落ち着いたそんな時期に
続々と卒寮生たちが遊びにきてくれたので
本日はそんな卒寮生をご紹介させてください。
こちらは今年度の切り替えで卒寮した子たち。
この春から高校生となり
今は自宅で励んでいるメンバーです。
高校生となり課題に苦戦しているそうですが、
ようやくひと段落したということで
揃って顔を見せに来てくれました。
最近のことを聞くと、
中には「先週ちょっと休んじゃって」
と苦笑いしながら話すメンバーも。
そしてそんなメンバーに
「ちゃんと行けよ~」と声をかける仲間。
これこそ私たちが求めている
仲間や私たち、社会との繋がりがあるからこそ
得られる言葉であり力であると思います。
顔を見せた後はみんなでカラオケへ。
また遊びに来てね。
こちらは1年ぶりの再会でした。
1人が海外留学から一時帰国しているということで
今回久しぶりに集まり、寮に寄ってくれたそうです。
まず1年間、関係が続いていたことが嬉しく
子どもたちの共同生活で得られる
絆の深さを感じさせてもらいました。
寮に居た時はいろんなことがありましたが(笑)
今ではラグビー部で身体を鍛えていたり
大学受験を控えて勉強を頑張っていたりと
見違える成長ぶりに感激させられました。
中でも印象深かったのは
寮での思い出話の最中の会話。
「ここで経験してから
俺、結構なんでも受け入れられてる」
「分かる。ここで会った奴らを思うと
だいたいどんな奴も友達になれる。」の笑い話。
不登校時期は自信が持てなかったり
自身のこだわりが強くなってしまったりと
狭い視野や世界の中で生きていたものが、
寮生活を経てたくさんの出会いと経験の中で
彼らの世界と自信を広げたのだと感じました。
そして何より強く感じたのは
自宅の有難み。親の存在への感謝。
だからこそ今はもうここに戻らないように
頑張れる糧にもなっていると話してくれました。
私たちが運営する全寮制フリースクールの
存在意義を再確認させられた時間でもありました。
こちらも久しぶりの再会。
中学2年生の時に不登校となり、
引きこもり状態となっていた時に
リスタスクールへと入寮してくれました。
あれから約4年が経ち、今は18歳。
今夏から海外留学が決まったため
留学前に食事に行ってきました。
思い出話や近況報告で盛り上がり
楽しい時間を過ごすことができました。
「寮に入ることができて本当に良かったです。
どうなっていたかと思うと怖いです。(笑)」
と、感謝の言葉を伝えてくれる場面も。
そしてプレゼントしてくれたイラスト。
(スタッフの愛犬です。)
彼らの成長を喜ぶとともに、
この仕事のやりがいと本質を感じさせてもらいました。
海外でも自分らしく、頑張ってね!
いつでもどんな時も味方でいるからね!
そして最後に、
20歳になったお祝いにお酒を交わした夜。
こんなに嬉しいことはありませんね。
それぞれ大学生や社会人として
充実した今を生活している子どもたち。
20歳になっても
私たちからすると大事な教え子たち。
寮に居た時は数えきれないほど叱り
たくさんぶつかり合ってきました。
それでもこうやって数年経っても
「一緒に飲みに行きたい」と連絡してくれる
信頼関係を築けたということは、
あのぶつかった日々が正しかったということ。
互いが誠心誠意を持って
向き合ってきたという証拠だと思います。
このように寮には頻繁に
卒寮生たちが出入りしてくれています。
これはきっとリスタスクールが
安心安全の場所だと認識してくれているから。
私たちが彼らの絶対的味方であると
信じてくれているからだと思います。
子どもは安心と安全を感じられる場所、
信頼できる環境下でしか
成長を遂げることはできません。
不信感があると、自身を守ることや
反抗することに思考が徹してしまい
自己向上に繋がることができません。
だからこそ私たちリスタスクールは
子どもたちに寄り添いながら
家族の素晴らしさを伝え続けていきたいと
切に思い、サポートしていきたいと考えます。
1人でも多くのリスタートに携われるよう
人生の味方となれる存在になれるよう、
スタッフ一同尽力していきたいと思います!