リスタスクールです。
リスタスクールからは現在、
学校に週5日登校している子が5割。
完全復帰に向けた調整として
登校と寮のプログラムを両立している子が2割。
寮で再登校のための土台づくりとして
寮のプログラムをこなす子が3割と、
それぞれの状況と課題に合わせて
それぞれのルーティンで生活しています。
寮で1日を過ごす子たちは
午前が学習、午後は日替わりのプログラムと
学校に似たスケジュールの中で
まずは習慣をトレーニングを行います。
その中で学習や体力の遅れを取り戻したり
集中力やコミュニケーション力を高めたり
再登校に向けた準備を行うのです。
本日は日替わりで行なっている
7月のプログラムの様子をご紹介。
こちらはマンダラチャートのプログラム。
“マンダラチャート” とは
目標達成やアイデア整理に使われる
思考整理ツールの1つで、
中心に置くテーマから関連項目を展開することで
全体像を可視化する表のことです。
学生時代に大谷翔平選手が
作成していたことで話題にもなりました。
不登校の子どもたちは
自身の思考を言語化することが苦手で
そもそも目標を持てていないも子多く、
まずは自分たちに考えさせる機会を
与えることが必要だと私たちは感じています。
そのため今回はプログラムを企画。
説明してみると意外と興味は持てたよう。
まずテーマ=目標から迷う子が多く
長らく悩んでいた子もちらほら。
テーマが決まると
見よう見まねでマスを埋めます。
目標を達成するために
ポジティブな思考を持ちながら
思うままに書き進めていくと
だんだんとテンポ良くなってきました。
こうして出来上がったマンダラチャート。
今回はちょっと難しくて
埋めきれなかった子もいましたが
それでも考える時間を持てたことが
子どもたちにとっては大事なこと。
自身を深掘りできるようなそんな時間を
これからもたくさん持てるような
キッカケを与えていきたいと思います。
お次は運動プログラム。
今月はバレーボールを行いました。
7月は雨や暑さを考慮して
エアコンの効いた室内での運動です。
月替わりの種目で行う運動プログラムは
子どもたちに1番人気のプログラム。
中には運動が苦手な子もいますが
生活も共にするメンバーとの運動は
ハードルが低くスタートでき、
また苦手意識を克服できるような構成と
アプローチを心がけて進行していきます。
相手がいないとできないチームスポーツ。
社会への1歩を踏み出してくれたからこそ
見ることのできる光景と表情です。
チームプレーは協調性を身に付け、
また他者との信頼関係を築くことができます。
学校という場所に捉われる必要はないとされる
多様性のある現代は非常に魅力的であり、
私たちも大いに賛同できます。
ただ大事にしてほしいのは社会との繋がり。
社会に出るからこそ得られる力が
絶対的にあると私たちは確信しています。
最後は試合まで行なって
プログラムを終えることができました。
そして最後はクッキングのプログラム。
この日はシュガードーナツを作りました。
班を分けて、作り方を説明したら後はお任せ。
班ごとに協力しながら進めていきます。
初めてのパン生地の感触にビックリ。
クッキングは会話を大事にしながら
ワイワイ楽しく進めることがモットー。
そして成形に入ります。
オリジナルの形に作ってもらいました。
こういった細かい作業を熱中し
楽しんでくれる子どもは多く、
この日も時間をかけて調理していました。
そしていよいよ揚げる工程へ。
自分たちが作ったドーナツ生地が
みるみる綺麗なきつね色に。
こうして出来上がりです。
揚げたてのドーナツは美味しいね。
みんなで試食して最後まで楽しく
充実した時間を過ごすことができました。
作る楽しさ、食べる喜びを感じられる
食育を学ぶことのできる時間として
引き続き計画していきたいと思います。
冬にはこんなプログラムを。
是非チェックしてみてください✅