本日は、伊藤幸弘先生の子育て論の基本となる「過保護」と「過干渉」の違いに

ついて、考えてみたいと思います。

(以下、伊藤先生の「不登校ひきこもり解決ガイド」より抜粋し一部引用します)。

皆さまは、過保護と過干渉の違いを、ご存じでしょうか?

お子さんを育て直しする上で大切なこと、それは、「過保護」と「過干渉」。

 

・「過保護」=子どもが望むことを望んだようにしてあげすぎる事。

・「過干渉」=子どもは望んでいないのに、親が良かれと思って子どもにさせすぎる事。

 

例えば、子どものサッカーなどのクラブの送迎を親がしてあげること。

一見、過保護のように思えますが、過保護ではありません。

子どもが特に「送っていって」と望んだのであれば、毎回してあげるのは「過保護」。

ところが「送っていって」と言っていないのに親が送ることは、過保護ではなく、過干渉です。

もしかしたら、お子さんは、友だちと仲良く話しながら歩いて行きたいのかもしれません。

だとしたら、その楽しみを親の「自己満足の間違った過保護=過干渉」で奪っているのです。

親が良かれと思ってしている事が、お子さんのストレスになっている事もあります。

お子さんにストレスを与えないため「過干渉」をやめて、お子さんの望むようにしてあげる「過保護」を心がけて欲しいのです。

そのためには、まず、お子さんとコミュニケーションを取る事、子どもの要求を聞く事です。

親から子どもに何かアクションを起こす時は、「どうしたい?」「ママにどうしてもらいたいの?」などの意思確認をするのも良い方法です。

だからと言って、子どもの全ての要求を聞くことが「過保護」ではありません。

「応えて良い要求」と「そうでない要求」の違いがあります。

次回、この違いを、まとめてみたいと思います。

お子さんとの意思疎通でお悩みの親御さまがた。まずは、「過保護」と「過干渉」の違いをご理解いただけたでしょうか?

伊藤先生は、「過干渉」ではなく「過保護」を子育てでは大切だとしています。

しかし、同時に子どもの要求を見極める必要があることも、おっしゃっています。

伊藤先生の子育て論、これから、ご一緒に考えていきましょう!