リスタスクールです。

リスタスクールは、
不登校からの再登校を目指す
全寮制のフリースクールです。

親元を離れ、仲間たちと共同生活を送りながら
生活習慣や学習習慣、人との関わりなどを
少しずつ整えていき、
学校への復帰に向けたサポートを行っています。

学校で友達とうまくいかなかったり
勉強についていけなくなってしまったり
親子間でのコミュニケーションが
うまく取れなくなってしまったり…

思春期特有の難しさも重なって
さまざまなことをきっかけに
不登校になってしまう子どもたちが
昨今とても増えています。

また、行き場のない気持ちから
ゲームやスマホに没頭し
気づけば昼夜が逆転。

朝起きることができず、
規則正しい生活を送ること自体が
難しくなってしまう子も少なくありません。

最初はご家庭の中で
なんとか状況を変えようと試行錯誤していても、

声をかければ反発してしまう。
生活を正そうとしても親子喧嘩になってしまう。
学校の話をすると部屋に閉じこもってしまう。

そんな状況が長く続き、
ご家庭だけで生活や学校への意識を
立て直していくことが難しくなった末に、

「環境そのものを変えてみよう」

と、最後の砦として
入寮を決断されるご家庭も多くあります。

そんな中、リスタスクールでは
早い子では入寮から1週間ほど、
平均すると1ヶ月ほどで
学校に通い始めるケースが多くあります。

もちろん、
入寮したからといって
突然「学校に行こう」と思えるわけではありません。

まずは生活リズムを整えるところから。

そして仲間との共同生活や
スタッフとの関わり、
日々の学習や活動を通して、
少しずつ本来の生活を取り戻していきます。

では、入寮した子どもたちは
どのような毎日を過ごし、
どのような段階を経て
再び学校へ向かえるようになっていくのでしょうか。

今回は
「入寮初日」から「再登校」まで。

リスタスクールで実際に行っている支援とともに、
子どもたちが変化していく流れをご紹介します。

 

入寮してから1日の流れ

入寮初日、
まずはスタッフや一緒に生活する子どもたちに
自己紹介をするところから寮生活がスタートします。

初めての環境に緊張して、
なかなか自分から話せない子もいますが、
そこは先輩寮生たちが自然と声をかけてくれたり、
スタッフが間に入りながら少しずつ輪の中へ。

同じように入寮初日を経験してきた子どもたちだからこそ、
新しく入ってきた子の気持ちを理解し、
温かく迎え入れてくれる姿も多く見られます。

続いて、
子どもたちがどのような1日を過ごしているのか
実際のスケジュールを簡単にご紹介。

まずは寮に慣れることがリスタートへの第一歩です。

・7:30 起床、朝食
・掃除・読書・散歩
・10:00〜 午前学習
・12:00 昼食
・14:00〜 午後の活動(外出・スポーツ・創作など)
・16:00~ フリータイム
・19:00 夕食
・22:00 電子機器回収
・23:00 就寝

このように、
1日の流れ自体は特別なものではなく
学校に通う子どもたちの生活リズムと
大きく変わらないスケジュールになっています。

朝はしっかり起きて体を動かし
日中は学習とプログラムにメリハリをつけて取り組む。

そして夜は決まった時間に
電子機器を手放し、身体を休める。

こうした規則正しい生活を積み重ねることで
崩れてしまっていた生活リズムが少しずつ整っていきます。

 

寮で規則正しい生活をすることで、身も心も整っていく

入寮してすぐの子どもたちは
緊張と不安が入り混じっています。

そのため、上記のような寮生活のリズムや
他の子どもたちとの関わりに慣れてもらうことを大切にしています。

午前中は学習室でそれぞれの課題に取り組んだり
スタッフと一緒に勉強を進めたり。

「これ、教えてください」
と自分から声をかけられるようになるまでには
最初は戸惑う子も少なくありません。

それでも、周りの子たちが
当たり前のように机に向かう姿を見ながら
少しずつ生活のリズムに慣れていきます。

午後のプログラムの時間には
スポーツや美術やクッキング、
座学などその日ごとに様々な活動が用意されています。

ボクシングで汗を流したり
ビリヤードで盛り上がったり
みんなでピザを作って食べたり
夕方以降のリラックスタイムにゲームの画面を囲んで盛り上がったり。

最初は他の子との距離感に戸惑っていた子も
こうした活動を一緒に経験する中で少しずつ会話が増え
気づけば自分から輪の中に入って笑っています。

人間関係につまずいてしまった経験がある子にとっては
「人と関わるのって、案外楽しいかもしれない」
と感じられる瞬間が、寮生活の中にたくさん詰まっています。

また、寮での生活は
身の回りのことを自分でやることが基本です。

最初は戸惑いながらも
スタッフに教わりながら少しずつ習慣化していく中で
「これくらい自分でできる」という自信にもつながっていきます。

こうして身についた自主性は
自宅に帰ってからの生活にもしっかりと活きてきます。

 

周りの変化が、自分の背中を押してくれる

寮生活の中で印象的なのが
子どもたち同士に生まれる「相乗効果」です。

仲の良かった子や
いつも一緒に活動をしている周りの子たちが
少しずつ学校に通い始める姿を見ると、
「自分も行ってみようかな」
と、自分から言い出してくれる子が多くいます。

同じように不登校を経験してきた仲間が
朝起きて制服に着替え、学校へ向かっていく。

そんな毎日の中で、
これまで遠い存在になっていた「学校」が
少しずつ身近なものへと変わっていきます。

こうして踏み出した復学への一歩。

一人ではなかなか踏み出せなかった一歩も
同じ経験をしてきた仲間がそばにいることで
踏み出せることがあります。

これもまた、
集団生活だからこそ生まれる
大きな力のひとつだと感じています。

転校が効果的な場合には
寮から近い中学校への転入手続きを進め
登校できるようなサポートも用意しています。

そうして再登校をスタートした子どもたち。

もちろん、
「学校へ行けたらそれで終わり」
というわけではありません。

しばらく学校から離れていたことで生じた勉強の遅れや
新しい環境での友人関係、
毎朝決まった時間に起きて登校することなど、
再登校したからこそ見えてくる
新たな課題もあります。

そんな壁にぶつかったときも
一人で抱え込ませるのではなく、
スタッフが本人の話を聞きながら
必要に応じて学校の先生や親御さまと連携。

その子のペースや状況に合わせて、
一つひとつの課題と一緒に向き合い、
学校生活を続けていけるよう後押ししています。

 

「学校に行ってみよう」から始まる新しい一歩

入寮から登校まで
子どもたち一人ひとりのペースは異なります。

ですが、安心できる環境の中で
規則正しい生活習慣を身につけ、
人との関わりを取り戻し
周りの子たちの頑張る姿から刺激を受ける。

そうした経験の積み重ねが
「学校に行ってみようかな」という
前向きな気持ちにつながっていくと感じています。

また、寮での生活を送ることによって
離れている親御様への感謝ができるようになったり
家でも身の回りのことを自分で取り組められるようになるなど
子どもたちに良い心境の変化をもたらしてくれます。

「学校にいくこと」だけでなく
一人一人が人間的にも成長できるよう
これからも寄り添いながら
子どもたちの「一歩」を全力でサポートしてまいります。