リスタスクールです。
わたしたち『リスタスクール』は
共同生活を通して生活習慣や学習、
人との関わり方を学ぶ全寮制のフリースクールです。
寮生活を一つの選択肢としてご検討される中で
「家族と離れて大丈夫だろうか」
「新しい環境に馴染めるだろうか」と
不安を感じる保護者の方もいらっしゃると思います。
寮ではさまざまな性格や背景を持った子どもたちが
一つ屋根の下で一緒に生活しています。
時には悩み、ぶつかり合いながらも
仲間との関わりを通してたくましく成長していく姿を
私たちスタッフも日々間近で見守っています。
今回は、2人の子どもたちに焦点を当て
入寮から現在までの歩みをご紹介します。
仲間との出会いや日々の寮生活、
さまざまな経験を重ねる中で
どのような変化が生まれ、成長していったのか。
それぞれのリスタートの軌跡をお届けします。
Aくん|ゲームに夢中だった少年が、仲間の輪の中心になるまで
Aくんが入寮してくれたのは中学1年生のとき。
当時はゲームへの依存が強く
家でゲームに夢中になっている状態でした。
寮に来たばかりのころは口数が少なく
声も小さく、スタッフも心配になるほど。
ホームシックから「家に帰りたい」と話す日もありました。
その一方で、午後の運動プログラムには積極的に参加。

体を動かしているときや、みんなと関わってる時は
時折楽しそうな笑顔を見せてくれました。
勉強にも真面目に取り組み、負けず嫌いな性格から
一度できるようになるとさらに上を目指そうとする姿も。
絵を描くことも好きで、こだわると何度も絵を描き直していました。
そんなAくんに転機が訪れたのは、意外なことがきっかけでした。
「Aくん、ゲームがすごく上手い!」
そんな話が寮の子どもたちの間で広まったのです。
それまでゲームへの依存が課題となっていたAくん。
しかし、そのゲームの上手さが
今度は仲間とつながるきっかけになりました。

普段は物静かなAくんですが
実際に話してみると面白く、ゲームでは驚くほどの腕前を発揮します。
そんなAくんの意外な一面に
周囲の子どもたちも少しずつ興味を持つようになりました。
一緒にゲームをする仲間ができ
会話が増え、自然と笑顔も増えていく。
入寮から2か月ほどが経つころには
寮生活にもすっかり慣れた様子がありました。
そのころ、学校についても新しい一歩を踏み出します。
当初は転校も視野に入れていましたが
まずは在籍校で週3日の部分登校から始めることに。

週3日は学校、週2日は寮で過ごす生活を送りながら
無理のないペースで学校に慣れていきます。
そして、入寮から半年ほどが経ったころ。
気づけばAくんは、寮のみんなの人気者になっていました。
Aくんがいると自然と周りに人が集まり
みんなで隣に座ってゲームを楽しむ。

入寮当初、一人で過ごすことが多かった姿からは
想像できなかった光景です。
寮で自分の居場所を見つけたAくんは
学校でも少しずつ自信をつけ
やがて週5日の登校ができるようになりました。
学校にも友達ができ
夏休みには毎日のように友達と遊びに出かけるように。
寮だけでなく、学校もAくんにとって
大切な居場所になっていったのです。
転校するのではなく、今の学校に通い続ける。
それはAくん自身が選んだ道でした。
そして、入寮から1年。
今のAくんは、よく話し、ふざけて
周りを笑わせる明るい少年です。
大好きなサッカーの話になると
さらに楽しそうな姿が見られます。
ワールドカップのシーズンには
出発前に毎日のようにサッカー選手の真似をして
みんなを笑わせてくれました。


スタッフとも気軽に冗談を言い合うようになり
先日入寮からちょうど1年の日には
「今日で入寮1年なので、記念にお菓子買ってほしいです」と
可愛らしくおねだりをしてくれました(笑)
入寮当初、仲間との関わりが少なかったAくん。
今では友達と笑い合い、学校に通い、
自分の気持ちを伝えられる毎日があります。
自分の居場所を見つけ、自分らしく過ごせるようになったこと。
それが、この1年間で見られた何より大きな変化なのかもしれません。
Bくん|「学校に行きたい」仲間の姿が変えた気持ち
もう一人ご紹介するのは
この夏に入寮した中学1年生のBくんです。
入寮当時のBくんは家庭内では自分の希望や要求を優先し
物事を自分の思い通りに進めようとしてしまう一面がありました。
思い通りにならないことがあると
感情が先に出てしまうこともあり、
家族との関わり方にも課題が見られました。
また、電車での移動や一人で行動することにまだ慣れておらず
日常生活の中で家族のサポートに頼る場面も少なくありませんでした。
そんなBくんにとって
自分の気持ちをコントロールし、周囲との折り合いをつけること。
そして、誰かに頼るだけではなく
「自分一人でできることを増やしていく」ことが
入寮当初からの大切な課題でした。
入寮のお迎えの日には保護者の方も
「寮に馴染めるだろうか」と大きく心配されていました。
そんなBくんでしたが、入寮から2週間ほどが経つと
同年代の仲間との関わりを通して
少しずつ変化が見られるようになりました。
笑顔で過ごす時間が増え
スタッフにも「寮生活が楽しい」と話してくれるように。


年下の小学生が新しく入寮してきた日には
「こんな小さい子が? 寮に?すごいな!」
と驚きながらも、妹がいるBくんらしく
自然とお兄ちゃんのように気にかける姿も見られました。
そして、入寮から1か月ほどが経ったころ。
仲の良い寮の友達が次々と学校に通い始めたことをきっかけに
Bくん自身にも気持ちの変化が生まれました。
「僕も学校に行きたい」
そう、自分からスタッフに伝えてくれたのです。
みんなの様子を見て自分も学校に行くことに
挑戦しようという気持ちが芽生えたようです。
初登校の日の学校の先生との面談でも
「寮で生活習慣が整い、
自信もついたので学校に通いたいです」
と、はっきり自分の気持ちを伝えることができました。
先生もこれほど前向きに話すBくんを見るのは
初めてだと、驚かれていたそうです。

たった1ヶ月でも環境の変化や
周りに影響されBくんは大きく成長することができました。
最初は週3日の部分登校からスタート。
学校に通う日と寮で過ごす日を
交互に設けながら少しずつ慣れていき
約1か月後には週5日の登校ができるようになりました。

学校までは片道1時間以上。
毎朝5時30分に起きる生活ですが
眠い目をこすりながらも
今では遅刻することなく登校を続けています。
また、寮での夜学習にも自ら参加し
就寝前に一人で黙々と勉強に取り組む姿も見られるようになりました。

そして、もう一つ大きく変化したのが親子関係です。
寮での集団生活を通して周囲の気持ちを考えたり
自分の思い通りにならない場面を経験したりする中で
少しずつ自分自身の行動と向き合うようになったBくん。
ご家族との面談も繰り返し行い
お互いの気持ちやこれまでの関わり方を見つめ直す時間を重ねてきました。
そうした積み重ねによって
以前は自分の要求が先に立っていた親子の関係にも
少しずつ良い変化が生まれています。
今では寮にたくさんの友達ができ
自分の意思で学校や学習にも取り組んでいるBくん。
わずか数か月の間に、生活面だけでなく
人との関わり方や家族との関係にも大きな成長が見られました。
仲間の頑張る姿に刺激を受け
自分も一歩を踏み出してみる。
そして、その小さな挑戦が自信となり
次の挑戦につながっていく。
Bくんの変化はそんな集団生活の持つ力を
改めて感じさせてくれるものでした。
一人ひとりのペースで、自分らしい一歩を
入寮した時期も性格も違う2人ですが
どちらも寮で仲間と出会い、
少しずつ自分の居場所と自信を見つけていきました。
その背景には、リスタスクールの
寮生活ならではの環境があると考えています。
毎日の生活リズムを整えながら
年齢も性格も違う仲間と共同生活を送ること。
時には意見がぶつかることもありますが
そうした経験を通して、人との関わり方を少しずつ学んでいきます。
また、リスタスクールには20名以上のスタッフがおり
それぞれの個性や強みを生かしながら子どもたちを支えています。
日々の小さな変化にも目を向け
一人ひとりに合った関わり方を大切にしています。
午後の運動プログラムや課外活動など
さまざまな経験ができることも特徴のひとつです。
Aくんのように、自分の「好き」や「得意」がつながりを生み
毎日の楽しみや自信につながっていくことがあります。
また、Bくんのように、身近な友達の頑張る姿が
「自分にもできるかもしれない」という気持ちを生むこともあります。
誰かに言われたからではなく
自分で決めて踏み出すこと。
私たちはその一歩を大切にしています。
けれど、こうした変化は決して
一日で生まれたものではありません。
好きなことを通して友達ができた日。
自分から「学校に行きたい」と伝えられた日。
誰かと笑い合い、少しだけ自信が持てた日。
そんな日々の積み重ねが、今の2人につながっています。
もちろん、成長の形は一人ひとり違います。
学校に通えるようになることだけが成長ではありません。
自分の気持ちを言葉にできるようになること。
誰かと一緒に笑えるようになること。
新しいことに挑戦してみようと思えること。
その一つひとつが、子どもたちにとって
大切な一歩だと私たちは考えています。
そして、こうした子どもたちの変化を見守る中で
子どもたちへの支援と同じように大切にしているのが
保護者の方へのサポートです。
「このまま家庭だけで支えていけるだろうか」
「学校へ行けない状態が続いていて、どう関わればいいかわからない」
「再登校に向けて、何から始めればいいのかわからない」
そんな不安を感じている保護者の方は
まずは現在のお子様の状況をお聞かせください。
スタッフが親身になってお話を伺います。
すぐに入寮を決める必要はありません。
お子様の現在の様子やご家庭でのお悩みを伺いながら
これからどのように進んでいくことができるのかを一緒に考えていきます。
不登校解決ダイヤル
☎ 03-3481-0038(相談無料)
ご相談は無料になりますので
ぜひお気軽にご活用ください。
お子様にとっての最善の一歩を考えていきましょう。


