リスタスクールです。
今年も行ってまいりました!
毎年この時期恒例となっている
“滝行体験” の様子をお伝えします。
今年も例年どおり檜原村へ。
檜原村は東京都に位置する東京本土唯一の村。
車で1時間半ほどかかる距離にあります。
夏休みでもあるので、
普段学校に通っている子たちも参加のため
総勢20名ほどの参加となりました。
着いてさっそく準備です。
滝行といえばふんどし。
少し恥ずかしながらも、
初めてのふんどしにテンションは上がり気味。
そして山道を少し進むと滝つぼへ。
真夏なのに少しひんやりと感じます。
滝が見えてくると
ドキドキも増していきます。
今回も毎年お世話になっている
ご住職さんにサポートしていただきました。
滝に入る前に準備体操。
声も出して徐々に気持ちを盛り上げていきます。
そしていざ入水。
予想外の水の冷たさにビックリ。(笑)
そして体験開始です。
滝の下に行ってみると
想像以上の水の勢いに圧倒されます。
1人30秒~1分ほどの時間を
それぞれ無心で耐え続けました。
「やりきった~!」と
初体験をなんとか乗り越えました。
そして少し不安がある子は2人一緒に。
仲間が一緒だと不安もやわらぎ
少し後ろ向きだった子も前向きに。
楽しく取り組むことができました。
体験は1人2回ずつでしたが、
希望制でもう1回も体験した子も。
3分ほど滝の流れに耐えた子もいました。
そして終わった後にはこの笑顔。
滝行は心から煩悩を取り払い、
心を静寂にすることができるといわれています。
また心身の免疫力アップにも繋がり
何より、すばらしい開放感。
終わった後の「やりきった」の気持ちが
みんなにとって大切な経験値を生みます。
みんなの清々しい笑顔が爽やかで、
子どもらしい無邪気な時間を過ごすことができました。
みんなおつかれさまでした。
怪我なく体験を終えることができました。
終わった後は近くの温泉へ寄り、
お弁当を食べて帰路につきました。
帰りの車内はみんな爆睡。
無事に寮に辿り着きました。
今回ほとんどの子が初めてだった滝行体験。
私たちはこういった、
普段なかなか経験できない“初めて”の体験を
沢山させてあげたいと考えています。
不登校を経験する子の多くは
初めてのことや未知の体験が苦手で、
新しい経験には億劫な気持ちが先行します。
それゆえ消極的な内面を持ちがちになったり
人前に出ることが苦手となったり
自分に自信が持てなかったりと、
社会から距離を置いてしまうことで
不登校気質を増長させてしまうのです。
だからこそ、
私たちと出会ってくれた子どもたちには
この入寮というキッカケで
強く変わってほしいと思っています。
慣れていない環境や課題に挑むことは
柔軟性や適応力が身につきます。
新しい経験は自分の可能性や限界を広げます。
そして初めてのことを乗り越えることで
達成感と自信を得ることができます。
成功体験が積み重なれば
次の挑戦にも前向きになれます。
初体験や経験で得れる自己成長を
多く積んでほしいと強く思うのです。
仲間がいるからこそできる経験。
子どもたちの成長の一コマになりますように。