リスタスクールです。

私たちが支援をさせていただく中で
何度もお伝えしている『自己肯定感』という言葉。

それは、不登校と自己肯定感には
深い関わりがあると考えているからです。

学校へ行けなくなったことで自信を失い、
「自分はダメなんじゃないか」
「何をやっても意味がない」
と感じてしまうお子様は少なくありません。

しかし、自己肯定感は生まれつき決まるものではなく
周囲との関わりや日々の経験の中で育まれ、
そして大事なことは『育て直すことができる』ということ。

本日は、そんな「自己肯定感」について
リスタスクールが大切にしている考え方をお伝えします。

 

「どうせ自分なんて」は性格ではありません

「どうせ自分なんて」
「やっても意味がない」
「自分にはできない」

不登校のお子さまと関わる中で
このような言葉を耳にすることがあります。

保護者様からも
「何をする前から諦めてしまう」
「昔はもっと活発な子だった」
という内容をいただくことも少なくありません。

実は、このような変化は子どもの性格によるものではなく
これまでの経験の積み重ねによって身についた
“考え方のクセ”であることが多いのです。

・学校へ行けなくなったこと
・友達と比べてしまったこと。
・失敗した経験

そうした出来事が積み重なることで

「頑張っても意味がない」
「また失敗するかもしれない」

という思いが強くなり、
自分を守るために挑戦する前から
諦めるようになってしまいます。

一見すると「やる気がない」ように見える行動も
本当は傷つくことへの怖さや、
自信を失っている心のサインなのです。

 

褒めても「そんなことない」と言ってしまう理由

また、自己肯定感が低くなっている子どもは

「頑張ったね」
「すごいね」

と褒められても、
素直にその褒め言葉を受け取れないことがあります。

これは褒められることが嫌なのではありません。

「自分は褒められるような人間ではない」
という思い込みが強くなってしまっている状態です。

だからこそ、大切なのは
「自分にもできた」という実感を少しずつ積み重ねていくことです。

 

小さな成功体験が自己肯定感を育てる

自己肯定感は大きな成功だけで育つものではありません。

例えば、

・朝起きることができた
・30分でも勉強に取り組めた
・15分のジョギングができた
・最後まで活動に参加できた

こうした日常の中にある小さな「できた」の積み重ねが
「自分にもできる」という自信へと少しずつ変わっていきます。

周りから見れば小さな一歩でも
子どもたちにとっては大きな挑戦です。

その挑戦を認めてもらえる経験が
次の挑戦への勇気につながっていきます。

 

寮生活の中だからこそ育める自己肯定感

リスタスクールでは、子どもたちが寮生活を送りながら
同年代の仲間と日々を共にしています。

一緒に食事をしたり、学習に取り組んだり、
午後のプログラムやイベントに参加したりする中で
人と関わる楽しさや安心感を少しずつ取り戻していきます。

 

 

また、寮生活には毎日の生活そのものが
小さな挑戦であふれています。

・朝起きること
・身の回りのことを自分で行うこと
・仲間と協力して生活すること
・学習や運動、さまざまなプログラムに取り組むこと

こうした日々の積み重ねの中で
自分に自信がつき、
次の一歩に踏み出すことができます。

その次の一歩が、ここでは『再登校』。

明確な目標を落ちながら
次の一歩への土台作りを行うのです。

また、スタッフだけではなく
一緒に生活する仲間から認められたり、
支えられたりする経験も
自己肯定感を育む大切な要素です。

人との関わりの中で、

「自分はここにいていい」
「自分にもできることがある」

と感じられるようになることが
自信を取り戻すきっかけになります。

 

自己肯定感は、何度でも育て直すことができる

ここまでお伝えしてきたように
自己肯定感は生まれつき決まるものではありません。

これまでの経験によって自信を失うことがあるように
安心できる環境の中で小さな成功体験や
「認められる経験」を積み重ねることで
少しずつ育て直していくことができます。

実際にリスタスクールでも

「どうせ自分なんて…」

と言っていた子どもが

「もう一回やってみようかな」
「次はできるかもしれない」

と前向きな言葉を口にするようになる姿を
私たちはこれまで何度も見てきました。

その変化は、一日で起こるものではありません。

日々の生活の中で積み重ねた
小さな「できた」と、周囲から認められる経験が
少しずつ子どもたちの表情や行動を変えていくのです。

 

子どもたちの「できた」を、これからも大切に

「どうせ自分なんて」

その言葉の裏には
これまでたくさん頑張ってきたからこその
苦しさや不安が隠れているのかもしれません。

だからこそ私たちはその言葉だけを見るのではなく、
一人ひとりの気持ちに寄り添い
小さな成功体験を積み重ねられる環境づくりを大切にしています。

子どもたちの「できた」が増えれば
「やってみよう」という気持ちも少しずつ育っていきます。

これからもリスタスクールは
子どもたち一人ひとりの自己肯定感を丁寧に育みながら
自分らしい未来へ踏み出す力を支えていきます。