リスタスクールです。

9月の課外活動日は
お台場にある「日本科学未来館」と
いつもお世話になっている寮母さんが働く
「お蕎麦屋さん」へ行ってきました。

あいにくの雨模様でしたが
子どもたちは傘を手に元気よく下北沢寮を出発。

下北沢駅から電車を乗り継ぎ
約30分ほどで東京テレポート駅へ到着です。

車内でも新しく寮に来たばかりの仲間を
みんなで自然に輪に入れてくれる場面がありました。

「こっち座りなよ」
「これ知ってる?」

そんな何気ない声かけの積み重ねが
新しい環境に飛び込んできた子にとって
大きな安心につながります。

先に馴染んでいる子が後から来た子を気にかける。

リスタスクールの寮生活で自然と育まれる
とても大切な関係性のひとつです。

未来館に到着すると
まず出迎えてくれたのは館の前にあるくるくる回る遊具。

雨で濡れているのもおかまいなしに、
「もっと回して!」
「危ないから気をつけて〜」

なんて声をかけあいながら
開館前から早速盛り上がっていました。

朝から元気いっぱいの姿に
これから始まる1日への期待感が自然とあふれ出ているようでした。

いよいよ館内へ。

体験型の展示コーナーでは
ヘッドホンをつけて音の聞こえ方の違いを実験したり、

「耳の老化」をテーマにした展示の前で
補聴器のしくみや人工内耳について
真剣な表情で読み込む姿もありました。

普段の生活の中ではなかなか触れることのない
医療や科学の知識に自然と興味が引き込まれている様子です。

   

アザラシ型のロボット「パロ」に恐る恐る触れてみたり
レトロな電話の受話器を耳に当てて
不思議そうな表情を見せる子もいました。

蝶が舞う自然の展示に思わず見入ったり
国際宇宙ステーションを模したトンネルの前では
タブレットを使った体験プログラムにみんなで挑戦。

「やった、できた!」という声とともに
仲間同士で笑い合う場面も見られました。

ドームシアターでは、専用の椅子に深く体を預けながら
頭上いっぱいに広がる映像に釘付け。

口を軽く開けたまま見上げる子どもたちの姿からは
その迫力が伝わってきます。

普段なかなか触れることのない最先端の科学に
子どもたちだけでなくスタッフも一緒になって夢中になっていました。

学ぶことと楽しむことが自然に重なる時間。

好奇心が刺激される瞬間を仲間と一緒に共有できたことも
とても良い経験になりました。

 

館内をたっぷり満喫したあとは
新橋にあるお蕎麦屋さんへ移動。

こちらのお店、
実はリスタスクールで寮母さんとして
子どもたちを日頃から支えてくれているスタッフの
もうひとつの職場です。 

お店に着くなり、「おかえり〜!」と迎えてくれる寮母さん。

子どもたちにとっては
まさに”お母さん”のような存在です。

「今日は好きなの選んでいいよ」
という寮母さんのご厚意で、メニューは選び放題。

こんな大盛のお蕎麦を頂きました。

それぞれが好きなお蕎麦を選び
わいわいおしゃべりしながらの食事タイム。

普段の寮での顔とはまた違う
お店で働く寮母さんの姿を見て、
「かっこいいじゃん!」なんて声も。

美味しい食事を囲みながら
普段から自分たちを見守ってくれている人と過ごす。

そんな家庭的な温かさを感じられる時間も
寮生活の中で大切にしているもののひとつです。

こうして充実した1日を終え、無事に寮へ到着。

1日プログラム、お疲れさまでした。

 

新しい環境、新しい体験、そして新しい仲間。

寮生活では、日々さまざまな「新しい」に出会います。

不登校を経験した子どもたちにとって
新しい人や場所との出会いは
時に大きな緊張を伴うものです。

それでも、仲間と一緒なら一歩踏み出せたり
実際に経験してみることで
「楽しかった」「またやってみたい」
という気持ちに変わったり。

そんな小さな挑戦の積み重ねが
子どもたちの世界を少しずつ広げ、
自信にもつながっていきます。

これからもリスタスクールでは
日々の寮生活だけでなくさまざまな体験を通して
子どもたちが新しい一歩を踏み出すきっかけを
つくっていきたいと思います。

次回の課外活動では
どんな新しい表情を見せてくれるのか楽しみです。